スターマー首相の基本プロフィールと経歴まとめ

イギリスの新しい顔とも言えるスターマー首相、本名はサー・キア・ロドニー・スターマー。
2024年7月、労働党の大勝によって英国首相に就任しました。
1962年生まれで、出身はロンドン。
父親は工場で働く道具職人、母親は看護師という、いわば庶民派ど真ん中の家庭で育ちました。
このあたり、いわゆる“エリート家系”が多い政治の世界ではちょっと珍しいパターンですね。
実はこの記事を書いている私、40代のシステムエンジニアなんですが、「現場から這い上がるタイプ」のリーダーに妙に惹かれてしまうタイプでして。
スターマー首相のキャリアは、技術職→指導職→マネジメントという、エンジニア界でもよくある理想ルートに近いと感じました。
個人的には、これがかなりポイント高め。
スターマー首相は“正義”と“制度”のせめぎ合いの中でキャリアを積んできたように見えます。
2008年にはイギリスの検察トップとも言える「DPP(公共検察局長官)」に就任。
ここで一躍「名前の知れた人物」になりました。
その後、2015年に下院議員となり、2020年には労働党の党首に。
弁護士→検察→政治という転身は、日本で言えば、検事総長が首相になったようなイメージでしょうか。
個人的には、「重箱の隅をつつくプロ」がトップになるのは、安心感があって好きです。
ちなみに、首相としての初仕事は、10ダウニング街でのスピーチ。
話し方は淡々としているのに、妙に心に残る不思議な話術でした。
派手さはないけど、着実に型を組むタイプ。
体育会系ではなく、明らかに“文化部キャプテン”という感じですね。
学歴はどこ?学生時代のエピソードが意外すぎる
キア・スターマーが通っていたのは、地元ロンドン北部にあるリジウェイ・スクール。
そこからリーズ大学に進学し、法学を専攻しています。
その後、もっと学びたいという意欲が爆発したのか、オックスフォード大学のセント・エドモンド・ホールで博士課程も修了。
いわゆる「ロースクールで人生変わった」タイプですね。
ところで、学生時代のエピソードで面白いのが、“アイス売り”事件。
ある夏、キア・スターマーは観光地でアイスクリームを売るバイトをしていたのですが、アイスの売上を記録するメモがとても几帳面すぎて、同僚に「お前、事務仕事向いてるな」と冷やかされたとか。
結果的にこの“記録魔”な性格が、後の弁護士時代にも大いに活かされたようです。
緻密な資料作成スキルが、裁判の現場で信頼されていたというのも納得ですね。
スターマー首相の宗教観と思想とは?
キア・スターマー自身は「無宗教」に近い立場を取っていますが、奥さんがユダヤ系であることもあり、家庭内ではある程度ユダヤ教の慣習を尊重しているようです。
例えば「シャバット(金曜の日没から土曜の日没まで何もしない)」を、家族ぐるみで守っているとのこと。
テック業界で言えば、“週末は完全ノーデバイス・デー”みたいな感覚でしょうか。
個人的にはこの「信仰に対してゆるやかに敬意を払う姿勢」が、今の多様化社会にフィットしてるなと感じました。
そして政治的な思想は、従来の労働党の“左寄り”というよりは中道に近いポジションです。
ブレア元首相のように、企業と福祉のバランスを取りながら現実路線を進もうというスタイル。
宗教的に中立、政治的にも中道。
まさに「人を動かすための調整力タイプ」と言えそうです。
妻ヴィクトリア・スターマーとはどんな人物?

ヴィクトリア・スターマーさんは、もともと弁護士として働いていたキャリア女性。
現在はNHS(イギリスの国民医療制度)で働いています。
つまり、法律の世界から医療の世界へ、がっつりキャリアチェンジしたというわけですね。
このあたり、「安定した職場を捨ててやりたいことに向かった」っていう潔さに、同じく職場に飽きたシステムエンジニアとしてはかなり共感します。
ヴィクトリアさんはあまりメディアには出ないことで知られていますが、決して“首相の妻”として目立つのを避けているわけではなく、純粋に家庭と仕事を大事にしているだけのようです。
ちなみに、SNSでは「オシャレ」「品がある」と評判で、イギリス版“隠れ人気ファーストレディ”とも言われているんだとか。
ヴィクトリアさんの学歴は、ウェールズのカーディフ大学卒。
ご両親も医療関係者ということで、医療現場への思い入れは子どもの頃から育まれていたようです。
スターマー首相と妻の馴れ初めがドラマみたい!
スターマー首相とヴィクトリアさんが出会ったのは、なんと法律関係の仕事を通じて。
いわば“職場恋愛”の英国バージョンです。
イギリスでは「法曹界ってそんなに恋愛あるの?」という疑問もあるかもしれませんが、どうやら研修の現場で仲良くなったという説が有力。
ちなみに結婚式は比較的プライベートな形で行われ、公にはほとんど知られていません。
スターマー首相の口から出た情報によると、「最初は彼女のほうが僕のことを全然気にしていなかった」と笑って話していたとか。
このエピソード、技術畑出身の男性陣なら「あるある…!」と頷くはずです。
交際中は、ヴィクトリアさんの意見を政治活動にも取り入れていたとのことで、スターマー首相にとっては“家庭内ブレーン”のような存在だったのかもしれませんね。
子どもは何人?家庭での教育や過ごし方も紹介
スターマー夫妻には子どもが2人います。
詳細な年齢や名前は公開されていませんが、小中学生くらいの年齢だと推測されています。
驚いたのは、家庭内ではきちんと「シャバット(ユダヤ教の安息日)」を子どもたちと一緒に過ごしているということ。
金曜の夜はスマホもテレビもオフ、家族だけの時間を大切にするという方針は、テック業界の“デジタルデトックス”に近い感覚ですね。
学校は公立校に通わせているとの情報もあり、エリート私立校に入れる風潮とは一線を画す姿勢が感じられます。
ここにもスターマー首相の「地に足の着いた価値観」が垣間見えますね。
週末にはサッカー観戦や散歩を一緒に楽しむこともあるようで、家庭人としての顔もかなりしっかりしている様子。
政治家というと公務優先のイメージが強いですが、スターマー家は「家族第一主義」もしっかり実践しているようです。